いまや一般的な用語となったストーカー。時たまテレビニュースなどで、ストーカー殺人などの事件を目にすると、「ストーカーとは縁のない人生を送りたい」誰もがそう思うことでしょう。
本当にあったストーカー被害
痴情のもつれで起きることだとイメージされがちなストーカーですが、実は男女関係以外の理由からはじまることもあります。
熾烈なコンペに勝ち抜き、新規事業を受注したAさん。数日後、見積書を持って取引先に向かっていました。
大役を任され意気揚々とするAさんでしたが、いつもと違う雰囲気を感じていました。大きな商談を前に緊張しているのかと思いましたが、ずっと見張られているような気がしたといいます。
ふと後ろを振り向くと、スーツを着た男と目が合いました。どこにでもいるサラリーマン風の男性、Aさんと目が合うとすぐに視線をそらしました。
何ごともなく別な電車に乗ったAさんでしたが、見張られている気分は無くなりません。何気なく後ろを振り向くと、さっき目が合った男性が同じ車輌に乗っていました。
気持ち悪さを感じつつも、取引先での仕事を終え自社へ戻ろうとしたAさん。一休みしようとカフェに入ったら、店内には先程から妙に出会う男性の姿が…。
電車の中、会社の前、通勤路―――、Aさんは度々その男性を見かけるようになります。
恐怖心から警察に相談したAさんでしたが、まともに取り合ってもらえませんでした。
「なぜ自分が見張られているかまったく分かりませんでした。話しかけようとしても逃げられるし…。」Aさんはだんだん精神的に追い詰められていき、ノイローゼで仕事を休職。取引先との担当も外されました。
不思議なことに、休職を境にその男性を見かけることはなくなったそうです。
ストーカー、される側に落ち度はない
Aさんは真面目で、金銭的な問題も女性問題も抱えていません。このケースでは、Aさんが商談をまとめていたことが関係している可能性があります。
男性が男性を尾行する理由の1つにあげられるのが、仕事に対する逆恨みです。Aさんの場合も、熾烈な競争の中で勝ち取った新規事業でした。もしそうであっても、Aさんには何の落ち度もありません。ですが、ストーカーと化す人間からしてみれば、逆恨みも正当な理由。ストーカー被害に遭う側としては、何とも言えない不気味さです。
ストーカー被害に遭わないと思っていても、いつ何時Aさんのように恐怖心を感じるかは誰にも分かりません。
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尾行されていることを見分ける方法
Aさんのケースでは、ストーカーがいるとは感じたものの、警察が取り合ってくれませんでした。そのため日を追うごとに、Aさんは精神的に追い詰められてしまったのです。
警察としては、ストーカー被害に遭っていると訴えられても、必ず動けるわけではありません。なぜなら立証できる証拠がないため。そういった点から、まずはストーカー被害にあっているという証拠集めが重要です。
ここからは、尾行されていることを見分ける方法を解説していきます。
早歩きと遅歩きを繰り返す
ランダムに歩くスピードを変えてみます。その時、後ろを振り返って挙動が怪しい人物がいれば、尾行者である可能性があります。
何度も道を曲がる
何度も道を曲がっても、執拗についてくる人物がいないか確認します。例えば、右、右、右と同じ方向に3回曲がると同じ道に戻ります。これでついて来る人がいれば、尾行されている可能性があります。
人混みに入る
人混みに入ると、尾行者はあなたを見失わないように距離を詰めてきます。不自然に近寄ってくる不審者がいないか調べてみましょう。
身の安全を守ることを第一に考える
もしストーカーらしき人物に尾行されているという確証を得たとしても、相手を追い詰めたりするのは危険です。尾行することを正当な理由とさせている人間を刺激すると、逆上させる恐れもあります。
まずは、警察に相談することが良策です。すぐには動いてくれなくても、警察記録として残ります。そこから始めましょう。
もしもストーカーに尾行されていると不安を感じる時には、次のような自己防衛策も有効です。
- 周囲へ助けを求める
- タクシーを利用する
- いつでも110番を掛けられるようにしておく
- 防犯ブザーを持ち歩く
「ストーカーに遭わない」それは、誰にも言いきれません。少しの違和感が自己を守る一歩になるかもしれませんよ。
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