泥棒側からすれば資材置き場は宝の山。野放しで保管されている重機やトラックなどは、解体してパーツを海外に売れば高値で売れます。建物で使用されるさまざまな資材も、利用価値があります。
盗まれやすいような資材や機器、これらを守るための対策は重要不可欠です。
こんな資材置き場は狙いやすい
資材置き場は、非常に盗難に遭いやすいといわれています。では、どのような資材置き場が盗難に狙われやすいのかを考えていきましょう。
まず、ひと気の少ない地域にある資材置き場は、用心しなければいけません。工事の都合上、資材置き場を拠点として設置される傾向がありますが、都会より離れた場所になるケースが多いため侵入することは容易となります。
資材の運搬を迅速に行うために、幹線道路や高速道路のIC周辺に設置されるケースも多いといえます。当然ですが、これは盗難する側からしてみても、逃げ道を確保する上では絶好の条件です。近くの高速交通手段やインフラが整っている資材置き場も注意しましょう。
犯罪者にとっての好条件がそろっている資材置き場は防犯意識を高める必要があります。
資材置き場に最適な防犯カメラは?
犯行が行われやすい資材置き場に有効に働く防犯カメラについて、いくつかのポイントを挙げてみました。
犯行が鮮明に録画できること
資材置き場となると、一般的には非常に広い空間に設置することになるかと思います。コンビニエンスストアなどのカメラと比較して、解像度が高くてズーム機能が搭載されているタイプがお薦めです。
解像度が低いカメラだと、犯行現場が映っても人物の特定までは難しく、場合によってはカメラの台数を増やさなければ対応できないこともあります。
侵入者を威嚇できること
最近の防犯カメラは、合成音声スピーカーを搭載できるタイプもあります。遠隔監視で犯人を捉えて、その場で音で威嚇できるのです。
また、EL点滅警告版なども取り付けると、さらに威嚇効果が高くなることでしょう。犯人を映像でとらえても、捕まえることはもとより、追い出すことすら出来なければ意味がありません。そういった点を考えると、威嚇できることを意識した防犯カメラは有効です。
脱着式であること
資材置き場は、工事などが終わればいずれ撤去されることになります。
その点を考えると、資材置き場で使用する防犯カメラは取り外しが簡単なタイプが望ましいといえます。
取り外し式であればローテーションをしっかりと組んで、少数のカメラで広大な敷地の監視が可能になるというメリットもあります。
資材置き場で狙われやすいものはどんなもの?
広大なスペースを管理するとなると、多数のカメラが必要になるため、設置台数を節約する必要があるでしょう。あらかじめ狙われやすいものを重点的に監視しておくと、カメラの設置台数を抑えることができます。
では、どのような物が盗難に遭いやすいのかを考えていきましょう。
建築資材やケーブル、水道管、鉄板などの資材
建築資材やケーブル、水道管、鉄板などの資材は持ち主が不明確で、建物に収納することもありまりないため、屋外に保管されることがほとんど。そのため、狙われやすく盗難されやすいものとなります。
重機やトラック
重機やトラックなども狙われやすい資材です。実は、重機やトラックなどを解体したパーツは、海外では高値で売れるのです。
換金性が非常に高いため、重機やトラックを重点的に狙う泥棒も多いといいます。
狙われやすい箇所を重点に守ることが大切
資材、そして重機やトラックなどを重点的に屋外で保管している資材置き場はかなり狙われやすい傾向にあります。
しかし、狙われやすいと分かれば、監視カメラなどセキュリティを強化することで守れます。
換金性の高いものを効率よく盗むことが前提としてあるので、狙われやすいものの周辺をピンポイントで監視したり威嚇効果を設置すればよいかと思います。[/voice]
膨大なスペースを監視する必要はありません。少数でもカメラを設置して防犯体制を高めていきましょう。
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