コンビニエンスストアは、店員が店頭に1~2人の場合が多く、万引きに気がつかない場合がよくあります。
万引き犯を寄せ付けない、万引きをさせない店舗作りとはどんなものかを探っていきましょう。
コンビニの万引きについて考える
コンビニはスーパーなどと比較して店の規模は小さいですが、そのスペースの中にはさまざまな商品が陳列されており、簡単に万引きされてしまうのです。
では、どのような犯行方法なのかを探っていきましょう。
単独犯の場合
1人で犯行に及ぶ際には、店内を徘徊して防犯カメラやレジから見えない死角で万引きするのが一般的。目当ての商品が防犯カメラの前にあった場合には、カゴに一旦入れて他の死角になる場所で犯行に及ぶ場合があります。
グループ犯の場合
グループで犯行に及ぶ際には、1人が従業員に話しかけるなどして注意を引き、もう1人が犯行に及びます。そのときに万引きが実際に見えないように他のメンバーが囲んで死角を作ったりします。
どんな防犯対策が万引き犯を寄せ付けないのか
では、万引きをされないような店舗づくりについて考えていきましょう。
まずは、防犯ステッカーを貼ったり、防犯カメラを設置するという点が大切。こういったことが、店舗の外へ防犯対策がきちんとされていることをアピールできます。
そして、どんな品物がよく万引きされ、それはどの位置にあるのか把握すること。よく万引きされてしまう位置があれば、そこは明らかに店員の目の行き届かない死角です。
例えば、レジから見えない雑誌が置いてある棚の反対側の棚や、1番奥にあるドリンクコーナー前の棚部分などです。
配置を変えることができるのであれば変更したり、それが出来なければ、そこには防犯カメラや防犯ミラーを設置しましょう。
顔認識機能が搭載され、万引きの再犯を防ぐ効果のある防犯カメラもあります。
万引きされない店作り、店員の接客態度も重要
上記のような防犯ツールを利用することはもちろんですが、1番万引き犯が恐れているのは人間の目です。
万引きが多い時間帯や季節、多くなりそうなイベントの日などを把握して、従業員の配置を考えることが大切です。
防犯に力を注ぐのもいいいのですが、常に見張っているような重苦しい雰囲気の店になってしまったらお客様も来店しづらいですよね。
積極的に心を込めた声かけをしたり、ちょっとした会話をするくらいの余裕を持つ心構えでいることが万引きを少なくするどころか、常連客も増えるのだと思いますよ。