マンションは一戸建て住宅よりも防犯性に優れていますが、多くの人が暮らすゆえのトラブルも発生しやすいものです。
さらに敷地内や共有部分でのマナーの悪さや嫌がらせ・盗難も起きています。
今回はマンションに暮らすうえでありがちな盗難・トラブル・嫌がらせ被害とその対策をまとめました。
アパートや公団住宅、団地などの集合住宅に住んでいる方もぜひ参考にしてみてください。
「マンションの共用部分にあたる駐輪場で自転車に何度もいたずらされています。住人の誰かがやっていると思うのですが、他にもゴミの日を守らなかったり、騒音がうるさかったりすることもあります。マンションの管理組合でも問題となっており、早急に解決したいです。」
マンション共用(共有)部分の盗難・嫌がらせ・トラブル
廊下・エントランス(玄関)ホール
- 私物を日常的に置く
- ゴミを置く
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ベランダ・バルコニー
- 大量のものを置きっぱなしにする
- ゴミやゴミ箱を置く
- 下に物を故意に落とす
- 水を下に故意にこぼす
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駐車場・駐輪場
- バイクや自転車を盗まれる、いたずらされる
- 車が車上荒らしにあう、悪戯される
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これら箇所はいずれも住人が共同で使う場所のため、自分の好きなように物を置いたりすることはできません。
特にベランダは緊急時の避難経路にもなっていることが多く、それをふさぐような行為は禁止されています。
共同で使う場所である以上、マナーを守った利用がもとめられます。
その他専用部分も含め、ゴミ・騒音・異臭トラブルなどもよく聞かれます。
マンション敷地内の犯罪・トラブルを防ぐ方法
まずは管理組合で話し合う
迷惑行為をする住人がひとりでもいると、他の多くの住人に被害が及びます。
両隣はもちろん、上と下の住人もいるとなれば、管理組合で話し合うことで犯人の特定は比較的簡単にできます。
ただ、特定できただけでは解決にはなりませんので、その後どうするかが大事になります。
管理会社へ連絡し、注意・警告してもらう
共用部分の利用方法や周囲への迷惑行為は、マンションを購入(借りる)際に契約書で確認しているはずです。
これらを守れなければ退去せざるを得なくなりますから、管理組合から管理会社へ連絡しましょう。
張り紙や防犯カメラを設置してもらう
犯人がわからない場合は、防犯カメラの設置が有効です。
犯行の証拠となる動画も撮影できるため、警察に届け出る際には欠かせないものになります。
住人だけでなく出入りしている他の人間が犯人の場合は、注意を促す張り紙や看板をすることでも抑制につながります。
警察へ被害届を出す
犯人が特定できたとして度重なる警告をしても、当人の性格上その行為をすぐにやめさせるのは困難です。
特に分譲の場合は簡単に退去というわけにもいかないのが現状です。
この場合は警察に被害届を出し、法的手段をとることになります。
迷惑行為を徹底的にやめさせるためには同意見の味方を多くつけ、根気強く説得・注意していく必要があります。
集合住宅だからこそ起きやすいトラブルも、助けてくれる人が身近に多いことで解決もしやすくなります。