子どもが学習塾へ通うようになると、1人で夜道を歩くことから、安全とは決していいきれません。
子どもに関するデータが集積されることから、個人情報が漏えいされてしまう恐れも生じます。子どもの連絡先や学校、行動パターンが知られることで、犯罪に巻き込まれる危険性が高くなるのです。
子どもを安全に塾に通わせるために
小学生の頃から学習塾に通う子どもも増え、犯罪に巻き込まれたり不審者に狙われたりする事件が多発するようになりました。学習塾自体が狙われるというわけではありません。塾を利用する子どもが狙われることが大きな問題です。
学習塾は学校が終わってからの時間帯で行うのが一般的。ですので塾が終わり、夕日も落ちた頃に家路を歩く子どもが大半。迎えにくる親もいますが、それができない親がいることも確かです。昼間以上に人通りが少ない夜間は、犯罪の発生率が高くなってしまいます。
そして薄暗い夜道では、たとえ不審者だとしても、パッとみただけでは分からないというのは言うまでもありません。
防犯意識の高い塾では、塾生の入退出を管理したり、防犯カメラを設置しています。誰がいつ出入りしたかなどを塾がまず把握することが、子どもを預かる側としてできることでしょう。
塾の講師1人1人が、子どもの防犯について意識を持つことが重要不可欠ですが、その反面、意識が低い塾があるのも事実です。
子供がターゲットになる犯罪について
学習塾では子どもの個人情報を扱うことになります。いくつも教室を構えている規模の大きな塾だと塾生のデータもオンラインで管理していることもあるでしょう。
そういった点からも個人データの漏えいやデータ情報を扱うパソコンの盗難が考えられます。個人情報の漏えいは、さらなる犯罪を起こしかねません。学習塾のほうにも責任が問われることになるでしょう。
そして、子どもへの危害も気をつけなければいけない問題です。
学校が終わってから家に帰り塾へと向かう、または学校から直接足を運ぶ子どももいるかと思います。1人で歩くとなると、道中で犯罪に巻き込まれる可能性が出てきます。誘拐、暴行、ストーカーなどの犯罪が考えられるでしょう。
また、塾生への暴行などの危害が塾内でも起こらないとも限りません。
子ども同士の喧嘩はあるにせよ、講師の過剰な指導が、結果的に暴行へと繋がることが時にはあります。以前、学習塾の講師が塾生の命を奪ったという悲しい出来事もニュースで報じられました。外への監視が必要と同時に、室内においても十分に気をつけましょう。
学習塾といえども、さまざまな犯罪が考えられます。保護者、学校、塾と地域社会として子どもの安全を守る必要があるのです。
理想の防犯対策
室内での犯罪行為もあるかもしれないとはいえ、やはり1番に考えなければいけないのは、子どもたちの入退出の直前直後や、外部からの侵入者の問題です。そこについての強化は必要といえます。
外からの侵入者への対応
外からの侵入者が塾生に危害を加える目的で侵入した場合、監視体制だけで退くとは限りません。
そのため、講師1人1人が生徒に危害を与えようとする侵入者に対応できるようにすべきです。防犯アイテムなどを利用して侵入者を撃退するよう訓練しておくべきかもしれません。
保護者に送迎を推奨する
学習塾に通う子供は、登下校中1人にならないようにすべきです。
1番確実なのは保護者に送迎を推奨し、自分で子供の送り迎えをさせることです。
また、塾の講師も直接、外へ出て登下校する生徒の見送りや出迎えをすべきでしょう。そうすることで、塾周辺の犯罪を防ぐことが出来るはずです。
通学ルートの安全を確保する
塾の講師全員で出来るわけではありませんが、生徒がとっさに駆け込める場所なんかも確保し、紹介することも大切です。
コンビニエンスストアやガソリンスタンドなど、子供110番になりそうな所にお願いをして通学路の安全を確保していきましょう。
塾の講師の教育の徹底
以前、塾の講師が生徒の命を奪うという痛ましい事件がありました。そのため、塾の外部の不審者の監視はもちろんですが、内部者への監視や教育の徹底も必要でしょう。
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