TwitterやFacebookなど、SNSを日常的に利用している人は多いのではないでしょうか?
でも中には、顔の見えない相手とのやりとりでトラブルになってしまったケースもあります。
SNSで知り合った男性と
SNSの中にはコミュニティという場所があり、同じ趣味を持つ人たちが集まって情報交換をするサービスを提供しているものもあります。
はじめは顔の知らない同士でも、同じ趣味趣向を持つ人間が集まり、オフ会などの交流など持てることもあって、ユーザーの利用率も高いコミュニケーションの空間です。
チャットアプリから携帯番号の交換
その男性と、ネット上で親しくなったM子さん。チャットアプリでその男性とやり取りをするようになりました。のちに互いの携帯番号も交換し、何度か電話で会話もしたのです。
その時、M子さんには付き合っている彼がいましたが、その男性の言葉の端々に、自分への好意を感じるようになったのです。
会ったことがないから互いに顔も知らない相手なのに―――。M子さんはそう思いましたが、最終的に電話口で告白された時に、きちんとお断りをしました。
そこから男性の態度が豹変したといいます。
ネット友達がストーカーに
M子さんは、彼氏としては無理だけど、友達としてならいいですよと男性に伝え、相手も了承したそうです。
でもその後、チャット中に八つ当たりや文句を言われたりするようになりました。急に捨て台詞を吐かれてチャットを強制終了されたりすることもあったのです。
男性の言動が不審に思えてきたM子さん。そしてある時を境に連絡が途絶えました。
脅迫めいた1通のメール
連絡がなくなり、M子さんは正直ホッとしたのだそう。ですが、そのような感情も忘れたころに、携帯に一通のメールが届いたといいます。
そこには「あんたの個人情報を特定した。」という脅迫めいた文章が書かれていたのです。
M子さんは恐ろしくなり、チャットの履歴とメールを保存して、近くの警察に相談しました。
警察の相談窓口へ電話する
警察からは、自己防衛として次のようなアドバイスを受けたといいます。
- しばらくはSNSは止めるようにする。
- 防犯ブザーを身につけたり、すぐ警察に連絡できるよう携帯を所持しておく。
- 電話がきたら、警察に訴えることを伝える。
- 固定電話はナンバーディスプレイの機能をつける
- 個人情報が記載されているものは、シュレッダーにかけて捨てる。
- 戸締りをしっかりとする。
警察で受けたアドバイスを元に、細心の注意を払いながら生活をしたM子さん。ちょっとした物音にも敏感になっていました。
それから何度かメールや無言電話などが続きましたが、全て記録として保存して警察に相談。警官も夜間パトロールをしてくれたりと、色々と対応してくれたそうです。
証拠として提出した記録を捜査した段階で、相手の所在地も判明したので、警察にて対処してもらい、ストーカー行為は無くなりました。
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人間関係が広がると、時としてトラブルもある
SNSで知り合った人から一方的に好意を寄せられた挙句、脅迫めいたメールを送られるなどのトラブルは後を絶ちません。
ネットの世界は、そのほとんどが他人同士。顔の見えない相手とのやり取りは新鮮な反面、トラブルが起きやすい一面も持っています。
幸いにもM子さんのケースは、過度な行動には発展しませんでした。しかし、彼女が受けた精神的ダメージは大きかったといいます。
ストーカー規制法が制定されてから、各警察署に相談窓口が用意されました。もしストーカー被害に遭ったいたら、1人で悩まずに相談してみましょう。
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