パチンコ店といえば、たくさんの人々が集まる遊技施設。サラリーマンや主婦、高齢者など曜日や時間帯により、その客層はさまざまです。
不特定多数の人々がお金を使い楽しむ空間では、窃盗や盗難などの犯罪が発生する可能性は高くなります。客に安心安全な場所として利用してもらうために、パチンコ店に防犯カメラは必要不可欠です。
パチンコ店での防犯対策を考える
パチンコ店に集うさまざまな人々。人が集まれば集まるほど、中には法律に反する人も出てきます。お金を使って遊技を楽しむ店ということもあり、盗難や窃盗などの事件が起こり得ることも念頭に置かなければなりません。
パチンコ玉やスロットに使われるコインなどは、利用者全てにおいて共通のツールとして扱われます。トイレや食事のため台の前を離れた隙を狙い、これらが盗まれることが想定されます。もし被害に遭った客が、そのパチンコ店に足を運ばなくなれば、経営側としての損失となるでしょう。
また、窃盗されたものが店の景品などであれば直接的な損害です。パチンコ店にくる客すべてが、ルールに基づくという意識付けを持つことが理想ですが、それを期待するのは難しいのも事実です。
経営側として防犯体制を整えることが、パチンコ店にくる客に安心を与え、それと同時に店の安全へと繋がるのです。
パチンコ店の重要な区域への監視はもちろんですが、ホール内もしっかりと防犯カメラを設置する必要があるでしょう。まずは経営側として対策をとることが、客が安心して遊技を楽しむ環境づくりに貢献できるということです。
パチンコ店で発生率の高い犯罪とは?
パチンコ店で多い犯罪の1つが、置き引きだといいます。
ホール内にいた子どもをさらったり、車に置き去りにしたまま遊技を楽しむ親など大々的に取り上げられることがあります。ですが実際にはそうした事件ばかりではなく、置き引きなどの犯罪のほうが高い割合を占めています。
荷物を置いたまま台を離れてしまった隙を狙って盗む手法は、瞬時に行われるため、誰が犯行に及んだのか気づかないケースがほとんどです。
音が鳴り響く中で、ひしめき合うように並ぶ台、そして不特定多数の人々が行き交うという環境。誰が何をしているかなど、常連客同士でなければ分からないでしょう。
そのようなことから置き引きは、パチンコ店にて犯しやすい犯罪です。
[box class="yellow_box" title="スリにもご注意!"]パチンコ店は、通路でのすれ違いなど、人と人とが密接しやすい空間です。そういった点から、スリという犯罪も起こりやすい環境。すぐに気づいたとしても大勢の人がいる空間では、瞬時に風貌を見分けることも難しく、特定が困難だといえます。[/box]
置き引きやスリなどの窃盗犯罪が起こりやすいパチンコ店で必要な対策は、映像データという確かな証拠です。防犯カメラを設置することで、未然に防いだり、犯行に及んだ人間を特定する道へと繋がります。
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パチンコ店による防犯対策のこれから
パチンコ店で防犯カメラを設置という対策には、客が不正を行わないよう監視する役割もあります。
このような点から防犯カメラの性能はこれまで以上に求められています。今後は、個人の特定ができるほど高解像度が期待され、セキュリティーシステムとして高度な発達を遂げるでしょう。
近年では、台の調整をして不正に当て玉を取ろうとする人間を追跡するシステムを導入する店も増えました。複数のカメラと連携させてターゲットを追跡することが可能となるのです。
また、設備やシステム面だけ高度化しているわけではありません。
防犯カメラの画像データを、店舗同士でネットワークを構築することも進んでいます。他店で発生した事件の情報共有をすることにより、新たな犯行を未然に防ぐことが期待できます。
窃盗や不正などが発生しやすい遊技施設による防犯対策への課題。この課題は今後も続きますが、防犯カメラの高度鮮明化、そしてネットワークの構築。これらによって、少しずつ解決していくことにちがいありません。
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