美容室は他の業種に比べて、犯罪の対象になりやすいといいます。窓ガラスから店内の状況や、定休日など無人の時間帯も分かりやすいことから、泥棒からしてみれば、美容室は侵入しやすい店なのです。
ここでは、美容室の防犯対策について考えていきましょう。
美容室の防犯意識について
犯罪対象になりやすい美容室、これは店側の防犯意識への油断も一因にあります。美容室だと盗まれるものもないだろうという油断などが防犯対策を怠ったりするのです。実際に美容室は、盗難を始めとして、さまざまな犯罪被害に遭っています。
また美容室は、顧客情報も取り扱っていることから、個人情報が狙われる可能性があります。
美容室は、意外にもさまざまな犯罪に巻き込まれることが多いタイプの店。金銭や貴重品、専用機材を盗まれるという被害を始めとして、業務用パソコンの盗難など被害が続出しています。
理容室や美容室を中心に狙う専門的な空き巣もいるのも特徴。美容室のオーナー、従業員は、狙われるものがないという油断を見せずに、しっかりと防犯対策に惜しみなく努力をすべきなのです。
美容室が狙われやすい理由とは
まず、美容室の店構えには特徴があります。美容室は、そのほとんどがオープンな雰囲気を出すために大きな窓ガラスを採用しているという点です。
開放感がある一方で店内が丸見え。必然的に泥棒や空き巣の観点からしてみると、美容院は狙いやすい店となるのです。
防犯カメラなどのセキュリティー状態が甘い店が多いことや、取られるものがないと油断している店が多いのも狙われる理由です。
泥棒や空き巣から見れば、美容室は休日の状態や無人である状態が簡単に把握できて侵入も比較的簡単なため狙われやすいのです。
このようなタイプの泥棒はじっくりと下見をするタイプのかなり手ごわい相手。そういった相手だからこそ、堅固な防犯体制を設けることが必要となります。
侵入しにくいと判断させれば、犯行先として諦めることもあります。そのためには防犯カメラを始め、いろいろな防犯対策を施すことが大切です。
美容室で起こった実際の犯罪とは
美容室を狙った犯罪として、特に多いのが店の売上金の盗難です。現金は1番狙われやすく、貴重品や機材と比べて換金する必要がありません。
そして、意外に多いのが美容室を利用中の顧客を狙った犯罪です。
顧客の貴重品や持ち物は誰も監視されていない状態になることが多く、盗むには絶好の時間です。施術中であるかどうかも判断しやすく狙われやすくなるのです。
このような金銭や物品以外の被害も出ています。
顧客に関するデータやカルテに関する盗難事件も相次いでいます。このようなデータ関係の盗難事件は二次被害を大きくする危険性をはらんでいます。個人情報は、別の犯罪に悪用することも可能ですから、店側の管理体制が問われるのです。
[box class="yellow_box" title="犯罪は盗難だけではない"]かなり悪質なのは、美容室で利用する薬剤やシャンプーへのいたずらでしょう。お店が使用するシャンプーや薬剤に、別の薬剤や異物を混入するという犯罪が起こっているのです。
このような、いたずらじみた犯罪は店の評判を大きく落としてしまいます。その結果、閉店に追い込まれた美容室もあるのです。[/box]
このように美容室は、盗難や空き巣に限らず、異物混入、個人情報の漏えいという、さまざまな犯罪と隣り合わせにあるのです。
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美容室において今度の防犯対策
ここで、美容室における防犯対策を考えていきましょう。
まず設置しておきたいのが防犯カメラです。防犯カメラは、犯行を立証する上で、重要な証拠として残すことができるでしょう。
そして防犯カメラは、敢えてその存在を見せることにより、犯罪への抑止効果を狙うこともできます。
また、簡単に侵入できないような自主機械警備システムなども導入すべきかもしれません。美容室は24時間営業のコンビニなどに比べて、定休日があるため自ずと無人の時間帯が発生してしまいます。
自主機械警備システムは、侵入者があればシステムが作動し、大音量のサイレンが流れるなどの仕組みが備わっています。周辺地域に対する警報にもなると同時に、泥棒側を撃退する効果が高いでしょう。
見せる防犯対策として、侵入できない美容室であることをアピールしましょう。犯罪の知識を持つ泥棒ほど、それを見ただけで狙わなくなる確立は上がります。美容室だからと油断せずにしっかりと対策を施すことをお薦めします。
防犯カメラを始め、セキュリティーシステムを構築して泥棒による犯罪を未然に防ぐことは、店の評判と財産を守るためにも必要不可欠な措置であることは間違いありません。
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